中門岳 (1)

H24.04.29(晴)〜04.30(曇)
会津駒ケ岳(2,132m)〜中門岳(2,094m)に雪稜散歩&山スキーに出かけた。

 ★★゜
会駒口、2日
4/29~30、曇 
靴・
山ス
越後・日光・尾瀬の
山並みを眺めながら
緩やかな雪稜散歩。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:会津駒ヶ岳
桧枝岐
山・高原地図:
14 尾瀬 
ルート
:難易度△(超簡単)は、駒の小屋〜中門岳 区間だけの評価です。)

事前の計画としては、

プラン1:大戸沢岳東尾根下り。
ここは、4月になると尾根筋 国道付近の地肌が出る。なので、3月末までには実行しなければならない。駒ノ小屋の小屋番の三橋さんに尋ねると、「大戸沢岳東尾根は昨年崖崩れがあった。雪崩の危険性大で、入口(下り口?)に“二次災害の危険あり、遭難しても助けないよ〜!”の看板もある。」とか。(三岩岳からの下りコースも崖崩れがあったらしい。)

(後日、今年そこを滑り下りたたレポを発見した。特に危険だとの記載はなかった。また、私も4/29には件の看板は発見できなかった。)

プラン2:それならば・・・、中門岳中間(2,094mピーク、中門岳最高点)から北東に伸びる尾根を滑り降り、登り返して戻り、(一般ルートの)滝沢登山道を滑り下りようか?それならば、期間の制約は少ない。5月の連休でも大丈夫だ。

と言うわけで、
プラン2初日は登山口から小屋への登りのみで、小屋泊の計画とした。

H24.04.29
小屋泊予定なので、ややゆっくり 自宅を出発した。
会津駒ヶ岳登山口に駐車するのは無理だろう。

8:15頃だったろうか?(正確な記憶なし)
テニスコート(&野球場)脇の会津駒ヶ岳登山者駐車場に到着した。(到着遅い(と言っても平均から30分〜1時間?)ので、奥の野球場脇になった。)
駐車スペースを探していると、沢登り講習等でお世話になっている 梁山泊(山岳会)の松○さん、さ○子さんに偶然お会いし、挨拶した。程なく、彼らはスキーを担いて、スキー靴を履いて、出発した。

その後、私は、トイレで用を足し、準備し、スキー&スキー靴(滑り重視の兼用靴)を担いで、
a.m.8:53 登山靴で歩行開始。
会津駒ヶ岳 登山口までは6〜7分程だったろう。

 (←)会津駒ヶ岳登山口(林道入口)。
 駒ノ小屋番のかたに聞いてはいたが、
 本当だ、雪が無い!平均より少ないかも。

 今年は雪は多かったが、4月後半の雪解けも
 急ピッチだったようだ。
近道を通り登った。(林道は まだ通行止めだ。でも 林道も、もう雪崩れる所は雪崩れたので、残雪は有るが 歩きやスキー登りなら大丈夫らしい。)

木の階段(滝沢登山口)に到着。雪が無〜い!

そして、日当たり良好で、暑いっす!
 (予報は最高気温 26°付近かな?)
小さめのザック(40L)だったので、ジャンバーをザックにしまえず、着ていた。汗ダラダラ・・・だ。
ジャンバーを脱いで、無理やりザックにしまった。

夏道もほとんど地肌が出ていた(一部残雪あり)。
冬道(左谷間を少し登ってから、左の尾根を登る)も、まだらに地肌が出ていた。

例によってヘリポート跡直下の急斜面から安定した残雪になった。
暖かいので、雪が緩い感じだ。

ヘリポート跡で、ゆっくり休憩した。前回(11:18)よりは スタート時刻(8:53)が早いから、多少ゆっくりしていても大丈夫!・・・だろう

雪は安定してありそうだ。

登山靴を脱ぎ、スキー靴(兼用靴)を履き、スキーにスキーシールを貼り、シール登行開始。(総計47分もの休憩になってしまいました。天気良いから気持ち 良いんだも〜ん。)

シールワックス(シールの水濡れ予防?)を、(事前に)コッテリ塗っていたので、前方向への滑りが悪い(手で触ってみると明らか)。(無駄な脚力を使ったか?)

(長岡教室で)スキーは浮かさないように習った。
だが・・・無意識に歩くと 結構浮かしていた。(無駄な脚力を使ったか?)

急斜面ではジグザグに登った。今日は暖かいし、時刻も遅いので、雪が とても緩い。エッジングが効かず、表層の雪が スキーと一緒に崩れ(削れ?)落ちる。

何とか登ってはいるが・・・・う〜む、プラン2はまずいかも。
登り返せなかったら、とんでもない事(遭難騒ぎ)になってしまう。
(地図から推定する限り、傾斜的にはそういう事はない。一部急でも小さく迂回できる。中門岳北東尾根より、この滝沢登山道の方が急な所が多い。

が・・・、滝沢登山道なら、登れない所から引き返して下れば良いが、中門岳北東尾根は、そうは行かない。明日は、中門岳(池塘と“中門岳”の標柱のある所 目標)をピストンする程度に とどめようか?

疲れます。今回、荷物は軽くしたのだが・・・疲れます。
やっぱり、(特に後半)数歩進んでは、ぜ〜ぜ〜は〜は〜になってしまった。半分の時間は呼吸整えの小休憩になってしまった。

何だか、前回より さらに大幅に時間が かかっているみたい。
還暦を過ぎ体力が激減しているのだろうか? 不摂生のせいだろうか? 用具がらみの作戦失敗だろうか?(最後者だと思いたい・・・)

過去の登り時間と比較検討してみようか?
日付 山行形態
・概要
区間と
所要時間
 会津駒ヶ岳口〜小屋の
休憩コミ
補正後 所要時間
H15.07.26 雪期、日帰り。
山嵌り始め、
初の2千m級。
階段〜小屋
(除く休憩で)
 3:00?
休憩時間50分として加え
 4:30?
H18.05.04 雪期、日帰り。
初代兼用靴(中間)
スキー担ぎ、
登山靴で登り。
会駒口〜頂
(除く休憩で)
 
4:20
休憩時間30分(水場付近
+α)として加え

 4:30
H20.04.29 残雪期、日帰り
スキー担ぎ
初代兼用靴で登り。
会駒口〜小屋下
(休憩コミ)
 4:30
 4:40
H22.05.01 残雪期、1泊
2代兼用靴(滑り重視)
&スキー担ぎ。
ザック65L(3kg)水4L+
登山靴で登り。
会駒口〜小屋
(休憩コミ)
 5:42
 5:42
H24.04.29
 (今回)
残雪期、1泊。
ザック40L(1kg)水2L+
2代兼用靴(滑り重視)
でスキー登行。
駐車場〜小屋
(休憩コミ)
 7:47程
 7:40
 (時間的に余裕があると
  ゆっくり休憩した事も
  あるが・・・。)
補正:駐車場〜会駒口:7分、会駒口〜階段40分、小屋〜頂20分、小屋手前ピーク〜小屋10分として補正)

今回は前回より荷物を軽くしたのだが・・加齢&不摂生で体力低下が著明なのか?
・・・。
今の兼用靴(ガルモント・アドレナリン)は滑り重視で、ゲレンデスキー用としても、ゲレンデスキー靴として売っている靴より気にいっている。歩行モードだと膝の前傾がし易く、それでいてスキーに言う事をきかせられる からだ。(急斜面や新雪では、(私は)重心が おくれ易いので、前傾固定にしている。)

でも、(歩けるが)歩き・登り には向いていない・・・みたい。

 決して 加齢性の体力低下ではないさ〜! ・・と思いたい・・・。


16:40頃、駒の小屋に着くと、屋外の雪のテーブルで、梁山泊の松○さんが、顔真っ赤(夕食&アルコール済)でくつろいでいた。彼らは14:30頃、小屋に到着したらしい。

小屋で宿泊手続きしてから、私も雪のテーブルに戻り、歓談した。同会のさ○子さんも、(夕食後)空身で山頂往復して帰ってきた。
彼女「(私の小屋到着が遅いので)何か有って、戻ったのかと思った〜!」
・・・。(確かに酷い時間を要してしまったが)くそ〜・・言ってろよ〜!(怒ってはいませんよ〜。冗談気分です。) 

その後、梁山泊の方々やその場でお友達になった方々と雪のテーブルで宴会・歓談した。夕食はその場の残りで間に合ってしまいました。

18:40頃? 冷えてきましたね〜。小屋に入って休みましょうか?
梁山泊の2人と 雪のテーブルでご一緒だった3人のうちの2人は、同室だった。
後者の2人、雪の岩稜にガンガン行っている人らしい。日光の誰も入らない尾根に、勝手に自分の名前をつけている。「しんちゃん尾根」と呼んでいるらしい。

20:00消灯。トイレに行った。薄曇りだが、北斗七星等の強い光の星座は見えた。


H24.04.30 山小屋の朝は早い。4:00頃にはガサガサと動き始める人がいて、目が覚めてしまう。少し遅れて私も起床!

朝食を食べて〜・・。う〜む、やっぱり、中門岳中間北東尾根を滑ってのシール登行での登り返しはしたくないかな〜・・・。若干の危険率もあるが、「もうシール登行したくない」気分が強い。

今日はプラン2は止めて、中門岳までの雪稜散策で良い事にしよう〜っと。
(ほとんど水平な雪稜散歩です。根性無しの私です。)


スキーがらみや食事がらみの用具は小屋にデポし、軽い荷物で、
a.m.6:48 アイゼン装着した登山靴で、
駒ヶ岳山頂(→写真中央左)に向かって歩行開始。

今日は曇り、暗いです。
雪稜の美観がかなり割り引かれています。

ちょっと不当かも。
同じ写真を、画像補正で少し明るく補正(↓)。写真左の最高点が駒ヶ岳山頂。
 (以下の写真も、若干以上 明るく補正しています。)



 
 左には、今日の予定の中門岳の稜線が見える。
 (←写真右の最高点は駒ヶ岳頂)


   
 
 a.m.7:07
 駒ヶ岳山頂 到着。

 (通り過ぎ振り返り撮影)
 燧ヶ岳(写真上左)
 良く見える。

 日光連山・会越の山並
 も見えるが、ここのは
 割愛しておこう。
 

左には、目的の中門岳への稜線(↓)が見える。


  曲がった稜線の先に見えるのは(私的には奥会津の盟主の)丸山岳だ。
曲がり角の右に見えているのは、未丈ヶ岳だ。

駒ヶ岳山頂付近には幾人かの踏跡があるが、ず〜っと先まで続いているのは、1〜2人のようだ。しかも 若干古い。まっ、でも、1人の踏跡でも、ルート取りの参考になるし、何となく少し安心。

 それじゃ〜、行きましょう!



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