大戸沢岳 (1)


H20.04.29(晴)。
(〜奥)会津なら、まだ雪とスキーを楽しめるだろう・・。
大戸沢岳(おおとざわだけ 2,089m)を訪れてみようか?

★★☆

会駒口、
 5.7 h
4/29、晴
靴・
山ス
緩やかな雪稜散歩が楽しい。
鞍部からの中門岳眺望は
質感・量感のある逸品だ。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:会津駒ヶ岳、桧枝岐
山・高原地図:14 尾瀬
ルート


Web検索していると、東(下部は北東)尾根を、登り 滑リ下りているレポが目立つ。
スキー滑降は楽しそうだが、駐車スペースに不安がある。
南東尾根経由のレポもある。若干狭いが、スキー滑降は可能そうだ。
登り口は、会津駒ヶ岳登山口の近く(テニスコートの後、ルート図の白点線等)で、
駐車スペースの心配は無い。

三岩岳と会津駒 間の水平な稜線を、(一部だけでも)歩いてみたい希望もある。

会津駒に登り(登山道は有るし 入山者は多いし 傾斜も他よりは緩やかで 登り易い)、稜線を
大戸沢岳に向かい、南東尾根を滑り下りようか? (無駄歩きなく 車に戻れるし・・)
雪等の条件が悪かったら、往路を戻る事にしよう。

国道352号線を桧枝岐に向かい南下、桧枝岐に入ってすぐに 会津駒ヶ岳の登山口がある。
登山口に駐車している車は2台程で、余裕で駐車できた。準備していると、下から歩いてきたパーティが抜いていった。テニスコートに駐車したのだろうか?宿泊したのだろうか?

ゆっくり準備して、a.m.6:33歩行開始。(→)
「ありゃ〜・・2年前より だいぶ雪が少ないぞ


(登りの大半は会津駒と同じです。
 よろしければ、こちらも御覧下さい。)
夏の登山口の木製階段に到着。「雪が無〜い! 乾いている〜!」

写真左の残雪は、2年前迷入した谷だ。残雪はあるものの 木の周りは大きく地肌が出ている。体力ベストならスキーで下りられそうだが・・・。

右手、大戸沢岳南東尾根を見ると、同じあたり:最後の肩より下には雪が無い。最後にヤブこぎはイヤだな〜・・・。往路(登山道)を下りる事にしよう。
ヘリポート跡の少し下あたりから、残雪になった。
 
ヘリポート跡上(→)。
積雪(残雪)は 50cm未満だ。

潅木が、ほとんど根元から出ている。
・・・・。

水場の上あたり(→)。

ブナ林は気分が良くなってきたが・・・、

残雪も少し増えたが・・・、

まだまだ不足だ。
まだ、気分の良い残雪量ではない。

尾根筋の左への曲がり角あたりで、やっと積雪 1m50cmぐらいになった。

私は、まだアイゼンをつけていなかった。
会駒の登りの一番の急坂は、ヘリポート跡前後だ。そこを ノー・アイゼンで登ったのなら、全区間 ノー・アイゼンで大丈夫だろうと思えたからだ。途中、何回か「ここで アイゼンをつけようか?」と思ったのだが・・、「この際、ノーアイゼンで登り切っちゃおうかな〜。」とか思ってしまって、アイゼンはつけなかった。

左へ曲がってからが 長く感じた。「あれ〜、こんなに長かったかな〜・・・?」

う〜〜疲た〜・・。何でこんなに ちかれたの〜ん? な〜んで〜?
1.4月始めに西吾妻・若女平を下りてから、太股の疲れが取れきれない。
2.一昨日の 低山6時間の山歩きの疲れが 回復していない?(齢で回復力無い?)
3.(歩き兼用靴ではあるが)スキー靴では歩きづらいのか?
4.ノーアイゼンでは少し滑る。その滑りを こらえるために、予想以上に体力・
 脚力を消耗したのか? (スキー靴で さくさく登っている方々も居たのだが・・・。)

駒の小屋下の小ピークまでは到着したが・・、ここまで、ノー・アイゼンで登っては来たが・・・、とにもかくにも、オイラは もうダメ。気力無し。

もう ここで昼食休憩にしよう。その後の事は、後で考えよう!
 (←)昼食休憩点から駒ノ小屋の
 あるピークを眺める。

 今日は、ここから小屋の屋根(↓)
 が見える。2年前よりだいぶ雪が少
 ないという事だ。


ここまでで、2年前にスキーとゲレンデ・スキー靴を担いで(足は登山靴で)登った時間と同じ時間を要してしまった。今回は、スキー靴は担がず 足に履いている。荷は軽いはずなのだが・・・。

ふ〜んだ。ここだって・・・、
 燧ヶ岳も見えるし・・・

 右の薄く写っている山は、平ヶ岳だ。
 今日は ごっつく見える。

駒ヶ岳(↓左のピーク)も、鑑賞できるぞい。

今日は良い。クラストした雪も黄色でない(2年前の黄褐色は黄砂だったのか?)
お勧め度★★★を あげたいぐらいに良い。
↑写真は1゜ぐらい左に傾いていたかも。駒ヶ岳(2,133m)の方が 右の2,098mピークより当然高い!)

昼食休憩をとり 少し疲れが回復してきた頃、

左:駒ヶ岳と 右:2,098mピークとの 鞍部から、斜めに 私の方向に下りてくる人が見えた。「あの緩い傾斜のコース取りは、シール付きスキー向けだ・・・。つぼ足での登りと スキーでの登りでは、使う筋肉が違う。スキー登なら大丈夫かも。まだ 動けるかも・・。」

怪しいかも知れない根拠で 自信が出てきた私・・・「天気も良いし、当初の予定通り 大戸沢岳に・・・途中まででも・・・♪行ってみよ〜うか〜!」



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