湯桧曽川本谷 (1)

H24.08.11(晴後雨)〜08.12(曇後雨)。
深瀬信夫のアウトドア教室“湯桧曽川本谷”に参加した。

★★★
▲▲△
 
ー、全2日
 8/11~12
 晴〜雨
明るいナメ沢。
赤銅色の男性的な岩を
稲妻のように水が走る大滝。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:茂倉岳、水上
山・高原地図:16 谷川岳
ルート
 

滝の高さは、(現場ではなく・・)帰宅して写真を見ての印象です。

8/10 湯桧曽川沿いの林道(街道としては新道)終点で前夜泊の予定である。皆は鶴ヶ島21:00集合だが、私は現地(前夜泊予定地)集合にしていただいた。21:00少し前に、土合駅に到着した。明日の天気予報は芳しくなく、駅に泊まる客は少なかった。

現状を深瀬先生に報告したが、「夏の土合駅は混む。深夜の宴会をやりずらい。やっぱり集合(幕営)&前夜祭は林道(新道)終点にしよう。」との事だった。

新道へ向かった。ところが、新道(湯桧川沿いの林道)は、入ってすぐ、左からの枝沢の直後の所に 進入禁止のテープが張ってあった。暗いので状況は確認できない。深瀬先生に連絡し、土合駅集合に変更していただいた。22:30頃?全員(深瀬先生+生徒4人)集合し、幕営し、前夜祭(飲み会)開始。就寝したのは、翌0:30〜1:00頃だったろうか?

深瀬先生「明日は4:00起床、3:00出発」。皆は5:00起床 6:00出発と受けとっていたようだ。

8/11 5:00 生徒3名は起床し、かたずけや準備を始めた。
深瀬先生は まだ寝ていたので、私も まだ起きないで仮眠を続けた。
皆が、車のドアをバタンバタンと音させながら準備開始した。
うるさい、眠れない。

5:30 深瀬先生と私も起床した。
深瀬先生、お湯を沸かし、「落ち着こうよ、コーヒー飲もう、シーコ シーコ。」ゆっくり朝食を食べ、車で出発した。

深瀬先生は、新道がダメなら 旧道ロープウェイ山麓駅〜一ノ倉沢鑑賞の駐車場までは舗装された良い道路)を行こう。と考えたようで新道に入らず 旧道に向かった(頭良〜い!)。 ところが、旧道もロープウェイ山麓駅の向こうで進入禁止だった。新道よりもガッチリとした進入禁止だった。新道に戻った。

新道は、誰か(釣り人)が 進入禁止のテープの片方の支柱(鉄杭)を抜き、強行突破したようだ。道の先を確認すると、すぐ先で、路肩が大水で削られていた。しかし、山側に目一杯寄れば通過できそうだ。道の崩壊箇所はそこだけだった。我々も強行突破(歩いても30分?)した。

 林道(新道)終点に駐車。
 沢装備し、軽く準備運動し、

 a.m.7:16 歩行開始。

 私以外は、アクアステルスの沢靴だった。
 机上講習で、それが好ましいとの説明が
 あったようだ。私は遠方なので、机上講習
 には参加できません。
(フェルトがダメと言う訳ではないし・・。)

すぐに、マチガ沢と出合う。(無駄なアップダウンを避けるため)登山道と別れ、湯桧曽川の河原を進んだ。アップダウンが終わった頃、登山道(新道)に戻った。

 今の所、天気は良い。
 谷川連峰の山並みも見える。
 写真左側の急峻な山は、
 一ノ倉岳北東の堅炭尾根だろうか

一ノ倉沢・幽ノ沢・芝倉沢を渉る。武能沢を渉って登山道が やや左カーブして尾根筋を登り始める所(小ケルンあり)で、登山道と別れ 真っ直ぐやや右:湯檜曽川沿いに水平やや下りめに進む(踏跡あり)。魚留滝は巻いた形になる。(湯桧曽川に入り遡行しても、魚留滝は登れないので、結局巻く事になる?)

広い河原で入渓した。前回も記録しているので記載は簡単にしよう。

釣り人1人が下ってきた。少し会話した。釣り人「魚留滝の下は釣れるが、ここでは ほとんど釣れなかった。上にもう一人釣り人がいる。」
(新道を(通行止めのテープをはずして)強行突破したのは、このかたか、上流のもう一人の釣り人だろう。)

(前回のレポにも記載したが)
 落差はないが 谷幅はあり、
 良い景観の滝が現れる。

まずは、2m?滝。


2段5m?


3m?

いずれも容易に登れる(歩けるに近い?)。

 前回 感動した雪渓が現れた。

 まだ、かなりの部分が残っていた。


そのすぐ先が、赤淵だ。

前回は、雪代で水量多く、右の
バンドを進んだ。

今回は水量少ない。
淵を歩けそうだ。歩きましょう。
平均は腰、最深で胸ぐらいの深さだった。
前回はこの先に、大きな雪のブロックが多数あった。 スノーブリッジが崩れたか?斜面の残雪が崩れ落ちたか? で、そこで撤退した。

今日は、その雪のブロックはない。
今日は、何でもない浅瀬だ。

↓深瀬先生撮影の全員が淵歩きしている写真(上流から撮影)
 青シャツの人と白シャツ
 の人の 間が 胸ぐらい
 深さだ。

淵歩きの後、右のバンドに乗る。
(水線は狭く、流れ早い?)(→)

しかし、そこまでの細いバンドが
緩やか曲線でスベスベ、ホールドは
とても浅いパームで、少し難しい。

赤ザック(ガッシャブルム)の人!
腰が引けてますよ。
返って滑り易いです!

すぐ先が、湯檜曽川が“コの字”に曲がる所の 下の角だ。
 
スノーブリッジだ。手前は薄くなっており、どこを通過すべきか判断が難しい(経験が要る)

(→)深瀬先生が雪橋 手前の逆相の岩を先に登り、

中央の大きい穴の所から、ロープを下ろした。そこも逆相だがフリクションの限界以下である。生徒は、ロープ頼りに、ゴボウで登った。
 

左の広いバンドの上に出ると谷間の全貌が見える。

(→)正面は雪渓の谷間だ。

 

右の谷間は、浅く、水量も少ない。

 

 左が本流だ。

 写真下の滝が、ヒョングリの滝(水流が
 岩から水平に飛び出してから落ちる滝)だ。 
 V字水流の下付近が、水量多ければ
 ヒョングリ滝になるらしいが、
 今日は水量少なく、
 ヒョングリの状態になっていない。

 向こうに落差の大きい斜瀑(抱返りの滝)
 見えている。

ここも、谷間が十字に合わさっているが、十字峡と呼ばれているのは、この次の曲がり角である。



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