一切経山の予定が・・・
   前大嶺 方向


H20.04.12(濃霧)。 4/8(火)にスカイラインが開通した。
雪の回廊と 残雪期の五色沼を見に、一切経山に出かけようか?

今日の天気予報は、福島は晴時々曇り、会津は曇りだ。
会津が曇りでは、山頂は雲の中かもしれないが・・、
先週ひいた風邪が治りきっていない(少しブリかえした?)が・・・、
行ってみんべ〜。

一切経山の予定だったが・・・、 結果的には、
一切経山と前大嶺を結ぶ稜線の 中間ピーク(1,928m) になってしまった。
スキー(〜ボード)滑降に興味のあるかたは、ご覧ください。
(後日・好天の日、スキー向けバーンを確認してきました。興味ある方は、こちらも御覧下さい。)

★☆・・
浄土平、
1.7h、4/12
 濃霧
sk
i
スキー滑降は楽しめる。
 が、・・・
 濃霧で何も見えず。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:吾妻山、土湯温泉
山・高原地図:11磐梯・吾妻



赤線が、my ルート(中精度)。上図の縮尺は、1/2.5万(4cm:1km)程度。

上図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図
50000(地図画像)及び数値地図 50mメッシュ(標高)を使用し(承認番号 
平17総使、第588号)、カシミール3Dで作成し、若干、加筆したものである。


スカイラインには土湯側から入った。
鳥子平(スカイラインの最高点&東吾妻山と高山の
谷間)
付近3kmが、雪の回廊になっていた。

回廊の高さは、平均3m程か?
立山黒部アルペンルート等とは 比ぶべくも
ないが・・・まっ、雪の回廊ではあろう。
浄土平駐車場到着。 スカイライン入口で 1千数百円徴収され、
駐車場でも\400.取られた。

(→)吾妻小富士は、かなり地肌が出ている。





一切経は下写真 右)・・・
やっぱり、尾根筋は地肌が出ているが、
谷間の酸ヶ平経由なら 雪が有りそうだ。
 それにしても・・・、山頂(↓)は 雲の中だ〜

スキーを履いて、さぁ出発。 程なく、(↓)尾根コースの分岐点に着いた。
尾根コース(写真右縁)は、地肌が出ている。 ↓写真中央左が蓬莱山、その左の雪原が姥ヶ原の下縁、中央右は尾根コースの支尾根だろう

 尾根コースは、スキーでは
 登れない。パ〜ス!

 酸ヶ平小屋を目指して、
 まっすぐ進んだ。
 手前の丘状部で、進路
 を右に取り、蓬莱山と支尾
 根の間の谷間に向かう。

風邪が治りきっていないので痰が出る。若干寒いので、鼻水も よ〜く 出る。とても緩やかな登りなのだが・・、何だか少しつらい。まっ、そのうち 体が慣れるだろう。

 蓬莱山と 尾根コースの支尾根の間
 の谷間(←)。

 スキー(〜ボード)滑降に良さそうな
 谷間だ。

 向こうに前大嶺付近が見えても良い
 と思うが、今日は霧の中だ。
両端が見える谷間が終わると、(ホワイトアウトに近い今日の状況では)全くオリエンテーションのつかない大平原になった。
が、
右 60゜?に、斜面を下ってくる
 パーティが見えた(→)。

酸ヶ平の分岐は、まだ先だと思うが・・
彼らに問うと「夏道は、尾根(台地)を
通るが、ここは(その手前の)谷間だ。
ここは登り易い。」と教えてくれた。

(→画像は明暗強調補正した。実際はもっと
 白く霞んでいた。)


彼らのトレースに従い 斜面を登った。
左手に小山(台地と谷の段差?)が見え、そこを越えると、小屋が現れた。
(↓) 「私の記憶にある酸ヶ平避難小屋より大きいな〜・・・?」
                近づくと、左側に 隠れて、昔の小さい小屋もあった。

 (要するに、酸ヶ平の分岐を頂点とする三角形の
  斜辺を登ってきた様だ。)


 (先程のパーティの?)強い踏跡は ここまでだっ
 た。(一切経山への)夏道の 右の谷間方向に、
 踏み跡が見えない。皆ここで引き返したか?

 すると、小屋左の尾根を滑り下りて来たパー
 ティがいた(←写真左縁、スキーを 脱いでいる人)

一切経山への夏道は、小屋から 右方向だと思うが・・・、左の登り易い所を 少し登ってから、右に回り込むのだろうか・・・? ほぼホワイトアウトの状況下、登りで 頼りになりそうなトレースは、その(スキーで下りてきた)パーティのトレースだけだった。

しばらくは、そのトレースに従って登ってみる事にした。
トレースは、小屋の少し(4〜5m)上で、左の幅3〜4m小さな林(木の頭が出ている程度)を横切って、更に左に進んでいた。すぐに、右手(一切経山方向)に、大きな斜面が現れた。トレースはその斜面を登っていた。

トレース等から推定すると、スキー 4〜?人、スノーシュー 1人、ワカン 2人 のパーティと思われた。(↓)幅広く平らで、スキー(〜ボード)滑降向けの斜面だ。

 一切経への尾根
 コースと合流する
 斜面にしては、

 若干 なだらかな
 感じがするが・・・
トレースは斜面の右縁付近を登り、斜面の上を左に進んでいた。そして、バーンの左縁付近で、 斜面での方向なら左45゜、斜面上での方向なら右45゜方向に曲がり、尾根を進んでいた。 コースの曲がり具合としては、(一切経への登り方向として)良いような・・・。

徐々に尾根は細くなった。雰囲気が(一切経への登りと)若干違うな〜・・・
残雪期だから少し違う所進んでいるのかな〜・・・?

やがて、(短い視界の)目の前が 尾根筋の小ピークっぽい所になった。
大半のトレースはそこで終わり、金属製のワカンの爪跡と思われる ほそい板状の踏跡だけが ピークを回り込み、そして戻っている様であった。

う〜む・・・・。私が頼ったトレースの主は、(一切経への)ルートを間違えたのだろうか? (このルートはスキー滑降に良さそうだし)最初から、ここを目指していたのだろうか?

ここに至って、 やっとGPSを出して 自分の位置を確認してみた。
「うわ〜っ、前大嶺方向に進んでいるぞ! 戻るしかあるまい。」

酸ヶ平小屋まで戻って、登り返す時間的余裕は有るが・・・
何も見えないし・・・・寒風やや強いし・・・もう一切経山はやめて、
今日は、ここのスキー滑降の楽しみだけにしようか〜?

トレースの主達は、酸ヶ平小屋で(昼食?)休憩をとった様だが・・・、
ここから小屋まで、スキーなら3〜4分だろう。その距離・その滑降時間で、まともな休憩をする気にはなれない。浄土平まで いっきに滑降して、浄土平で昼食休憩にしよう!

さぁ、滑降開始。ホワイトアウト状態なので、踏跡から離れない様にして下った。溶けかかった雪が (今日の寒さで)締まって、スキーが 横ズレ しにくく、やや滑りにくかった。

下山時、上の写真より20m?下あたりで、一瞬 霧が薄くなった。
もう一度、ピーク頂方向を撮影しよう。
(↓)左写真上の白く霞んだ尾根が折り返した尾根のピークか?

 (→)林縁
 の点々が
 頼りにした
 木製ワカン
 の跡だ。

 (← →)写真
 は明暗強調
 補正した。)

酸ヶ平小屋まで戻ると、今度は、小屋の(下から見て)右に、一切経山への複数の踏跡があった。これから、(一切経へ)登ろうとするスキーのパーティもいた。

いいや、今日は帰ろう。

酸ヶ平小屋から下の方の雪は、徐々に カステラ〜溶けかかったシャーベットの様に緩くなり、滑り易かった。

浄土平駐車場は満車ではないが、それなりに観光客が居て、昼食休憩する気にはなれなかった。もう いいや、今日は帰宅してから 昼食休憩としよう。


                     総 括

1.コースタイム

出発地 浄土平駐車場 酸ヶ平小屋 折り返し点 総計
到着地 酸ヶ平小屋 折り返し点 浄土平駐車場
my time 0:56 0:45 0:31 2:12

 10:30歩行開始、12:42浄土平駐車場戻り。
 撮影・水分補給・スキーシール剥がしの他 休憩無し。スキー滑降はあっと言う間だ。
 下山タイムの半分は浄土平水平部の歩き時間だ。

 体調不良のせいか?雪が重かったのか? 序盤の緩やか〜な登りが 意外
 に負担に感じた。(こんな事では、大きい山に登れないぞ・・・・。)


2.スキー滑降は楽しめると思う・・・・・。

 当初、私が頼ったトレースの主は コースを間違えたのだろうと思ったが、
 スキー(〜ボード)滑降に適したコースであり、最初からの予定であった様にも
 思えてきた。

 反省〜!:他人のトレースを頼り過ぎては いか〜〜ん! 後でGPSデータを
 見ると、距離・高度的には 一切経山頂 真近か ぐらいまでは歩いていた様だ。




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