戸山城 (跡)


H22.10.17(薄曇)
戸山城(とやまじょう、1,037m)は会津芦名配下の穴沢氏が築いた山城である。
先週、(戸山と)間違えて金山に登ってしまった。口惜しいので、今週訪れた。


△△
ー、0.5h
 10/17、曇
会津・穴沢氏の山城。空堀跡等。一部笹薮強。
踏跡弱い。
おまけ:桧原湖面の鳥居、桧原金山。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:桧原湖
ルート


 桧原集落から
 戸山城(←写真左)
 を眺める。

 右奥は先週登った
 金山(かねやま)だ。

金山の岬の先端に、水面に浮かぶ鳥居も
見える。(→写真右下、岬の先端)


戸山城南大手登口到着。
路肩が広く、並列で10台程駐車可能だ。

準備をして、a.m.10:57歩行開始。

右の尾根に取り付く。

踏跡はあるが、バラけている。
まっ、目の前の尾根にのるだけだから
特に問題はない。斜度はそこそこ急。

(枝)尾根筋に乗り、左:登り方向に進む。

弱い踏跡がある。

主尾根にぶつかる。

そこに、
直径1m程の石があった(→)。

色あせた赤テープも残置されたいた。

境界見出し“標石 三二四”もあった。


尾根筋なり、左へ曲がる。

 ヤブは全体的には薄く、背丈も低い。

 境界見出し標もあった。(←写真左下の白い四角)
 見出し標沿いの踏跡に従って進むが、
 踏跡は不明瞭な所もある。
 (まっ、でも、ほぼ真っすぐ方向だからO.K.)
主尾根中間部はヤブやや濃く、背丈以上の所もある。(そのせいで?)そこの踏跡は強い。そして、良いトレーニングぐらいの?急登である。


 一旦、(踊り場的に)傾斜が緩むと、

 その先に丘が見えた。
 おそらく山頂=山城本陣だろう。

 急斜面になる直前に、大きな空堀
 (←写真左半分)(幅4m高さ3m程)が
 あった。

あとは堀が無く、幅1m台の水平部と数mの傾斜部の階段状 3〜4段だった。(実はこの階段が・・・、後述)

山頂っぽい なだらかな所になったが、笹を主とするヤブだ。
 a.m.11:29、この辺が最高点だろう。
 山頂=山城本陣 だろう。
 (←)ミズナラの古木もあった。
 
 北側の稜線の両側には、すぐ近くに、右に2段、
 左に1段の階段状部が見えた(その下は未確認)。
 はっきりした堀は確認できない。

 北側の稜線部は、すぐ近くには堀は無い。
稜線北に堀があるか、少し稜線を北上してみた。ややしばらく進んだ所に
あった(↓)。
 下に下りてみた。
 幅4.5m、高さは山頂側3m強、稜線側1.2m程だ(↓)。

 はっきり、空堀と解る
 形で、ちょっと感激。
山頂部に戻って、昼食休憩とした。
展望の開けないヤブ&紅葉の中だ。一人では少しさびしい・・・。
もう、帰ろうか!
山頂からの下り、往路より若干右を下ってしまった。
 そしたら、小さな空堀がありました(←)。
 幅2m深さ1m程だ。

 (GPS確認し)空堀を往路の方に戻ると、
 そこは溝が埋まって階段状だった。

 階段に見えたのは内堀だったのだ。
 長年の間に(上からの土砂等で)埋まったのだ。

12:31駐車点戻り。


                    総 括

1.コースタイム

出発地 駐車点 山頂 総計
到着地 山頂 駐車点
my time 0:32 0:27 0:59
 a.m.10:57 歩行開始、山頂で35分の休憩&稜線北堀往復(10数分?)し、
 12:31駐車点戻り。


2.・大きな空堀、小さな空堀はあったけど、藪の中なので、感動今一つでした。

 ・この城は、会津城主芦名氏配下の穴沢氏が、北kらの伊達軍の侵攻に備え
  て築城された。伊達軍に北の稜線から攻められ、何とか持ちこたえたが、
  北の防備の弱さを反省し、2年未満で岩山城(堂場山どんぐり探勝路)に
  退いた。」とされている。(詳しくは”考古学から見た「会津の歴史」”等)
  岩山城は隠居の城だとしているHPもある。良く解ら〜ん!

  それは ともかく、私は築城の位置に、私は 若干 不満。

  この城からは、米沢街道北から攻めてくる伊達軍が見えない。
   (水没した)桧原宿まで侵攻されてから、やっと見える。
   民百姓(ここの場合 鉱山労働者?)を楯にしているとさえ思える位置だ。

  北の敵に備えるなら、集落より北で、街道北部が良く見える所(先週登った
  金山〜伊達が築いた桧原城部)に築城すべきではないだろうか?

  対するに伊達軍の桧原城(小谷山城、金山城)は、桧原金山も桧原集落も
  (芦名軍が反撃してくるであろう)米沢街道南部も良く見える 良い位置にある。


  (コース)
  ・南大手から右の尾根にとりつき、少し登って、主尾根を左に登る。ここは
  全く問題なし。下りでも、主尾根が切れた(急斜面になった)所で右に曲がれ
  ば良いので、まず大丈夫。
  ・主尾根も、真っ直ぐなので、多少ヤブが濃くても大丈夫。

  ・最後 踊り場風に傾斜が緩む所〜山頂が、(登りは高みを目指すので
   大丈夫だが)下り時は、方向間違えると往路の尾根に乗れない。
   GPSを持っているか、登り時に 踊り場手前から山頂までは 細かく赤布を
   打って置く(10数本?)か、登りの時の方向をコンパスで確認しておく必要
   があろう。まっ、南に下れば、桧原湖周回道路には出るから、大丈夫と
   言えば大丈夫。



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