白水沢・左俣 左沢/右沢 (1)


H22.07.24(晴)
白水沢左俣の右沢は30m滝が2コあり、初心者が登るのは難しそうだ。
(宗像さんの渓友塾HPでは、左沢は初級、右沢は中級と評価している。)
う〜む、それならば・・・例によって・・上から入っちゃおう〜っと!
(南沢と同じく)甲子峠から稜線を歩き、右沢を下り、左沢を登ってみよう。

★☆゜
▲▲
甲子峠、
 全5.6h
 7/24、晴
右沢は多段30m2コ。登りは中級
レベル?下りでも侮れない。
左沢のコース選択は失敗?
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:甲子山
山・高原地図:12 那須・塩原
ルート

右沢は福島登高会さん遡行図、左沢は”すうじいの時々アウトドアさん遡行図
印刷・持参し甲子峠に向かった。
:滝の落差の評価は、(私のは小さ過ぎたので)上記のレポの値を採用しました。)

甲子峠までのアプローチは、南沢大滝のページも参照されたい。
旧・R289の砂利道(普通車で走行可能)を走行し、
甲子峠到着。

準備をして、
a.m.7:48歩行開始。

程なく、最初のピークになる。ここは
とても展望が良い。

でも、私が下り開始する鞍部は、
見えている鞍部ではない

その向こうのピークの向こう側の鞍部だ。
そのピークは林の中で展望は開けない。
登山道を下って行くと、鞍部だ(→)。
ここで左へ下りましょう。

最初少しだけ きついヤブだったが、
すぐに踏跡が現れた。

右沢を登ってきた人々の踏跡だろう。
踏跡をたどって下り続ける。
沢型に出た。最初は涸沢だが、徐々に、徐々に水流が現れる。

 苔むした3m滝。

 クライムダウンもできなくもない感じだが
 少し苦労しそうだ。懸垂下降も面倒くさい
 (時間がもったいない)ので、
 右岸を巻き気味に下りた。

 ほとんど同じような 2m。


 4m。
 (登高会では6m評価の滝?)

 写真左外に流木があったので、それも利用して
 下りた。場所的にはクライムダウンと巻きの境目
 付近を下りた。

 3m。(上から撮影)
 中間やや下までは安全に下れるが、
 最後の1mチョイに、頼れるホールがない。

 そこは滑り下りても良いかもしれないが・・・
 上に戻ってハーケンを1枚打ち、補助ロープ
 で下った。

その滑り易い所で、ズサッズルッ・・・ハーケンが抜けちゃった〜!
しかし、滝底までは落ちずに(40〜50cm滑っただけで)途中で止まった!
もう滑り落ちても大丈夫そうなので、滑り落ちた。
ハーケンね〜、ゆるゆるでは〜なかったんだけどな〜・・・。

それにしても・・・低い滝で良かった。(実は、私 実用的にハーケン打ったの初めて) 高くて急な滝だったら、この世とさよならしていたかも。
反省! ・ハーケンにはスリングを通して、しっかり牽引テストしよう!
     ・ハーケンは2枚以上打とう。できればお互いを締め付け会うようにしよう!
     ・ハーケンを打ち込んだ方向に荷重がかかるように打とう。
        (そんなに都合よい割れ目があるとは限らないけど・・・)

お〜、急な高い滝だ、3段30mだろう。
落ち口3m上の木に、50mロープダブルでかけた。
ロープは、この段(3段目)の下までは、2〜3mは余りがあった。
 落ち口付近の岩は本当にもろい。
 つかんだホールドの2/3は たわい
 もなく崩れる。1/3は大丈夫。
 その部分の右の土付きには、土付
 きに逃げれる様に長めの残置スリン
 グがあった。

 この段・・・登れなくはないかもしれ
 ないが、ホールドは小さく&逆層
 気味&無抵抗に剥がれる&高度感
 がある。

 上から見ると90゜近く(80゜?)
 感じる。(写真を見ると 60゜ぐらい?)

 大部分は左を登り、最後は右の
 土付きに逃げるコースが良いか?

 最初12mと評価したが、ロープ残
 から推定すると、距離20m
 落差15mぐらいか?

 その下の段4m(上から撮影)。
 右壁の凹凸を使いクライムダウンした。

下段6mは、おあつらえ向きの流大木(下写真右下)があり。枝の付け根をホールド代わりにしたり、ザックを大木に擦りつけたりしながらクライムダウン。
(そうしなくても大丈夫かもしれないが、そうすると安心感がある。)

 下りきって、
 3段30m滝の
 全貌(←)。

 仮に巻くとした
 場合、
 右は崖なので
 大きめの巻き
 になるが、

 左だと、
 大したロスなく
 巻けそうだ。
 根っこに つか
 まり、何とか
 河岸段丘の
 上まで登れる
 だろう。



“白水沢・左俣 左/右沢 (2)”に進む?


トレッキング・トップに戻る?

データサイ5・トップに戻る?