那須・南沢 (1)

H24.09.16(晴)。
神奈川の後藤先生(マウントファーム登山学校&素行同人メ~グリ家主宰、労山神奈川県支部青年部部長)(以下、
リーダーまたはG氏)
ガイド&リーダーを依頼し、那須の阿武隈川・南沢に出かけた。

★★☆
▲▲
甲子♨、全 8h
 9/16、晴れ
大滝、ナメ、ゴルジュ。
楽しい初級卒業試験。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:甲子山
山・高原地図:12 那須・塩原
ルート

a.m.7:00、甲子温泉・大黒屋下の空き地(駐車場 5台?、大黒屋のマイクロバスも駐車している)集合である。 (その下にも浄化槽の上のようなスペースあり)

私は、6:45頃?到着した。リーダーは、
昨日夜に横浜から出発し、ここで仮眠した。
自車で朝食の弁当を食べていた。

初対面だが、車は知っているし、雰囲気ですぐ解る。挨拶し、沢装備しa.m.7:25出発。

大黒屋を右に見ながら、(R289から下りてきた)車道を登り返す。
最初、登り返し過ぎた。少し戻って、R289までの3/2ぐらいの所に、

左に林道があり、そこを進んだ。
さらに左に細い作業道(右端のガードレールある方)が有るが、それはダム下に出るらしいのでやめ。

林道を進む。すぐの少し広い所に、車が2台駐車していた。
甲子大橋の下をくぐって進む。
(橋の下は林道幅無し)

少し行くと、家族連れが幕営していた。先へ進む。

林道が左カーブするあたりで、岬状部を右へ下った。
疎なヤブの急斜面だ。なるべく傾斜緩く、つかまれる灌木のある所を探しながら下った。

7:50 入渓。
(甲子温泉への引込線を登り返し過ぎで数分ロスしている。)

6~7m下流の対岸の、無名の枝沢・
ヤブ沢のような出合いが南沢だ。

 20m強上流に二岐がある。

 左本沢はゴーロだが、

 右の一里滝沢は
 滝で合わさって
 きている。

7:55予定の南沢に入ると、

沢幅は少し広くなり、
入口での(涸沢登りになるのでは?の)不安は少し緩和された。
左の台地状部から窪とも言うべき小さな涸沢が合流してきた。

リーダーは地図(私にもコピーを下さり、私も遡行図を書くようにとの事)とコンパスを出し、位置確認をしている。
これが、素晴らしい~!

****
地図:・1/2.5万地図を、(カシミール3Dで)1/1万(1cm:100m)に拡大コピー
    してある。)
 ・4X3cm角?毎に赤細線で磁北線が描いてある。

 ・人工物(道・建物)には緑のマーカーが引いてある。
 ・崖崩れマークや等高線が密な所は黄色のマーカーが引いてある。
  →(絶壁やゴルジュは良い目印になる)
 ・沢・枝沢(どんな小さな枝沢も)は、等高線で追い切れる所まで
  青線が引いてある。
  →(水量比も想像しやすいし、沢の方向も解りやすい。)

現在位置確認:
 ・(二俣や枝沢の出合いで)分岐点に立ち、高度計で高度確認し、
  コンパスの下を両沢の方向に向け、各沢の方向を確認する。
  →(単に“○○mで二俣”よりは 正確に現在位置が解る。)

 ・(遡行している)沢の方向が変わるたびに、コンパスで方向確認し、
  地図と照らし合わせて 現在位置を確認する。
 ・黄色マーカー(崖崩れ・ゴルジュ・絶壁)も良い目印になる。

 *常に、順に行っていると、現在位置確認は早く正確になる。

地図ケース:
 ・ジップロック等に紐をつけ、ウェストベルトに挟む。(丁度の長さの)
  紐でザックに結んでいる。→(すぐに出して見れる)
 ・地図に直接、色々書き込む
  ・・私は沢手袋しているので、濡れて紙がグシャグシャになった・・・
  リーダーは素手で、手は乾いている

程なくF1:8mが現れた。
(13分かかったが、(後藤先生が)私に現在位置の確認の仕方の説明をしたりでの遡行時間である。さくさく登れば、数分で現れるだろう。)

8mは直瀑部の落差だ。
下の斜瀑を入れれば、
10数mあるだろう。

右側、右上がりの
クラック様バンドを
利用する。

下部は水線を避け、右に
逆くの字に逃げてから、
バンドに乗った。

ロープが出た。
ここは大丈夫だとは思うが、ガイドの先生としては、生徒の安全確保が大事!

初対面だし、私がどの程度 登れるか解らない事も理由の一つだろう。

 3条2m。
 (光があたり白く飛んでいる所にも
  水流あり。)


 滝とはカウントしない。

 F2:Y字8m。

 我々は黄細矢印の所を登った。
 またロープがでました。
 ここは、ロープあると安心!
 (大丈夫だけど、ほんの少し悪い。
  リーダーの評価はクライミング
  ピッチピッチグレードⅢ+)


 後藤先生の肩がらみ確保
 セカンド側のロープを、
 ハーネスのカラビナに通している。
 →肩に荷重がかかると転倒し易い。
 腰が引かれるのは、それよりは
 転倒しにくい。
写真右外に、残置スリングが2本あった。しかし、その付近は悪く、かつ脆いらしい。某HPで中段で左に移るのが微妙とあったのは、そのルートか?
さらに右に、上の木からとった残置スリングがあった。上記のスリングから移動するのも悪いし、2m程の垂直壁を腕力で登らなければならない。

やっぱり、リーダーの選んだルートがベストかも。

この滝は、幾つかのルートが考えられるが、安全確実なルートを読める事が大事だ(経験が要りますね)。我々のルートは、確実で 無理な力も要らないルートだった。

 2mの段差。

 滝とはカウントしないが、
 こんな渓相でしたと言う事で
 掲載。

 こんな段差が多数現れる


 ナメもありますよ。

 上はナメ滝と言えるかな?
 下はナメの中の段差(2m)。

 水がキレイ!



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