セドの沢・右俣 (1)

H24.07.22(時に霧雨の曇)。
神奈川県山岳連盟主催の登山(沢登り)教室に参加した。

 ★★
▲▲△
山岳SC、
 全10.6h、
7/22、霧雨
右俣F4(35m)は、圧巻。
難度も高い。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:大山
山・高原地図28:
丹沢  

時に霧雨の曇りで、暗い日でした。私の防水(20気圧)デジカメは露出時間が
長くて、手振れがヒドイです。それを許せたらごらんください。

7.21(土)
 午後から(机上)講習会だ。
  主に、ロープワークや人工壁登り、(明日遡行する)沢の解説等を行う。
  内容は、主管する山岳会により 微妙に異なる。今回は、ロープワークの
  小さな工夫等が多かった。習った事で覚えている事を下記に記す。
 

・8字結び 左手に巻いて作る方法:
 左手に掌側からロープをかけ、手背を回し、掌で交叉させて もう一回
 回し、2本のロープの間からロープを戻し、左手指先で持つ。
 手背外側のロープを手前に回し込み、指先で持ったロープを引き抜くと
 8字結びができている。(厳冬期で手袋している時等に便利な方法)


・ダブルフィッシャーマン結び:
 細引きを輪にして重ねる。(右効きなら)左手人指し指を、短い端側に
 伸ばし、短い端を上から向こうに回して指元側に向かって2回巻きし、
 端を2回巻きの中に通す。
 
 スリングを持ったまま、左手人指し指を反対にむけて、同様に指元側に
 向かって2回巻き&通しをする。
(左右の同じ手で同じ操作をするのがポイント。こうすると、2回巻き部の
 乗り上げている部分の傾斜が左右両者で一致し、フリクションも大きい)


・ハーネスの輪への スリングの かけかた:
 スリングは捻って2重の輪にして、結び目下にして、
 ハーネスの輪の下から通し、スリングの内側をもう一回通し引っ張る。
 (結び目外側で輪にかけた形になっている。)
 スリング長い時は3重輪にする。

 取る時は、結び目だけを持って引っ張ると、2重の輪は1重に戻り
 すぐに使える。


・(沢向きの)ロープのまとめかた
 (一般には肩にかける振り分け式だが、沢ではもっと短い輪で良い)
 投げた時ほどけやすいロープのまとめかた:
 @素直に揃える、Aひっくり返して揃える を繰り返す。


・ロープをまとめる前に、地面に順に重なるように置きなおす。
 


ルート図
赤線が my ルート(中精度)。上図の縮尺は 1/2.5万(cm:1km) 程度。原図は、1/5万 地図。
上図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図 50000(地図画像)、数値地図 50mメッシュ(標高)を使用し(承認番号 平23情使、第635号)、カシミール3Dで作成し、加筆したものである。この画像をさらに複製・使用する場合には、国土地理院長 (と私)の承認が必要です。(個人山行のため個人的に印刷するのは承認不要。)

7/22(日) a.m.4:30起床し、5:30 山岳スポーツセンターから出発した。

水無川本谷 F1は、本谷のレポに掲載したので省略。

本谷F2の直前右に、セドの沢入口(→)が
ある。右に入る。

セドの沢 F1(4m)

左右とちらからも登れる。

 セドの沢 F2(5m)
 釜(浅い)を歩き、中央の岩を登った。
 (右も行ける)

 二岐だ。今回は右沢なので、右へ進んだ。


右俣F1(写真上の滝)が見えてきた。
(手前はカウントされてない斜瀑)


右俣 F1(8m)
左の凹角を登る。

中間付近が悪い。

 登り切って見下ろす。

 今登っている人のあたりが悪い。
 (ホールド・スタンスが浅い)
 (残置ハーケンのすぐ上付近だ)

 足の長い女性(身長173〜175cm?)
 右の水流との間のカンテに
 スタンス探して登っていた。
 それが良かったかも。

 F1の落ち口で、F2(写真上)が
 見えている。


右俣 F2(8m)

逆相だが、フリクションの限界以下で
何とか登れる。

最後、落ち口付近は傾斜が強く難しい。
左右どちらかの 良いホールドのある方向に
登る事が必要だ。



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