御神楽岳ヶ平コース) (1)


H19.06.17(晴)。御神楽岳みかぐらだけ、 1,837m)の蝉ヶ平コースに出かけた。

このコースは、岩場の危険箇所もあり、所要時間も長いらしい。
私の体力でここを訪れられる日は条件が厳しい。コースに残雪は無い事、明るい時間が
長い事、前日も当日も 晴時々曇 以上の好天である(岩が乾いていて滑らない)事が必要だ。
今日が!その日だった。

コース、5.5h
 6/17、晴
豪雪に削られたスラブの眺めが超!
圧巻! 体力度・危険度も★★★。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:御神楽岳
ルート


注:”蝉ヶ平コース”の名前もやや統一だ。旧・上川村(現・阿賀町上川地区)のHP(現在はもう無し?)には、
蝉ヶ平ルート”との記載であった。室谷コースとの合流点の指道標では”コース”とあった。

 当HP本文では集落名に準じ、蝉ヶ平コースと呼ぶ事にする。


国道49号線を西進し、津川町(現・阿賀町津川)街の東縁で、旧・上川村(現・阿賀町上川)に曲がる。旧・上川村内のY字路で、左・御神楽温泉方向に入る(室谷コースは真っ直ぐ右)。しばらく行くと御神楽温泉が有るが、そのまま道を進む。
御神楽温泉までは良い道だが、

その先は林道レベルになる。しばらく行くと、Y字路に
なる。右は○×公園らしい。私が進むべき道は左だ。
Y字路の角に登山ルートの案内板が有った(→)。


            (→この写真は大きくなります。)


やや しばやく行くと、左カーブで小さな川を渡った先に、
5台程度の駐車場と、登山口っぽい案内板(内容は読まなかった)があった。
まだ走行できそうなので進んでみた。
40m?程進むと、(↓)道の先に しめ縄が張られていた。



しめ縄の手前右には、登山者カードポスト(↑写真右縁下)が有った。
駐車スペースは ほとんど無い。所沢ナンバーの軽自動車が一台駐車していた。軽自動車なら、もう一台駐車しても良さそうだった。こんな事を見越して 軽自動車で出かけていた私は、そこへ駐車した。
 (←)左手に注意書きの看板があった。
 ”上級者向け”か〜・・・。
 
 (→)(上写真の登山者ポストの左)
 には、情報提供のお願いが!
 2004年5月2日に39歳男性が
 消息を絶ったらしい・・・。

 おいおい、しょっぱなから
 脅かすなよ〜!!
若干 ビビりつつも・・、「まっ、覚悟はしていたさ〜。」

準備運動も そこそこに、しめ縄をくぐって進む。
しっかりした道形(↓写真中央下)が有った。それ程では ないんでないの〜!?

 が、短い林が終わると。

 崖崩れだ!
 崩れ落ちて堆積した石の上に、多数の人が歩いた
 踏跡は有るが、まだ 道の形には なっていない。

 わりと安定した堆積で、あまり怖くはなかった。

少し進むと河岸段丘状の部分にY字路があった。川沿いの道を進んでみた。その道は、(小さな支流の川の所で)すぐに終わった。昔はコースだったけど、支流のえぐれ方が凄いので、ルートを変えたのだろうか?

Y字路に戻って、山側の道を進んだ。3分ぐらいロスったろうか?

さらに少し行くと、小さな広場に、3基の 味のある石碑 が有った。
                       文面を読むと・・・・、遭難慰霊碑だった。

 左の碑は、S47.7.21に遭難した人のらしい。
 「夏草を わけてのぼりし みかぐら(やま) にはかなく
  潔は 果てぬ」と、父の句が刻んであった。


 (←)中央は、S38.10.13に遭難した人のらしい。
 「みかぐらに もみぢ としごと もゆるとも ちりし三井の
  かへることなき」と、父母の句が刻んであった。

右の碑は、S34.12.03に、稜線で吹雪に巻かれ遭難した2名の
慰霊碑で、会社が建てた物の様だった。

・・・・・・。
計5名が遭難死してのか〜・・・。
気にしない、気にしない! 気持ちを引き締めて行きましょう!

そのすぐ右に、銘板が寝かせてあった(→)。
ここが、鉱山(現地事務所?)跡らしい。坑道は少し先かも。
湯沢出合まで45分か〜・・・、先は長いな〜・・・。
そのまた右に咲いていた花。

全体の高さは1.5m、花穂の長さは15cm程
紫の蕾で、下の方から橙色の小さな花を
咲かせている。葉を見ると豆科だが、

名前は不明。
時間のある時調べてみよう

(下山時に撮影した。多分ここだったろう。)
さらに少し進むと、支流(枝沢)が湾状に切れ込んだ絶壁部になった。
道の幅は40cm台だろう。足元は垂直の絶壁(落差20m程?)だ。
(→)写真中央下の草の段の所は、特に狭く
幅20cmぐらいだ。片足しか置けない。
              どこのポイントでも、
 落ちたら、命は無い!

 私は、全コースの中で
 ここが一番 怖かった。

 c.f. 幅20cmの所は3歩
 (1.3m?)程だった。


 (←)湾の頂点部分は、
 滝状に落ちる小沢だ。(水量は少ない。)

この後の幅1mチョイの小さな沢も、道幅40cmで 下は絶壁だった。

 危険箇所だけなのではない。
 (←)ここ等は、緩やかな、気持ちの良い林の中の道だ。

 (滑る沢1)
 コケむして滑り易い沢だが、
 トラロープ(写真中央下)も設置してあり、
 登山靴でも大丈夫だ。

 滑る沢を渉って少し進むと、
 ”湯沢出合まで あと20分”の指道標が、木の
 根元に置いてあった。

 湯沢出合までの半分は過ぎた様だ。

 (滑る沢2)
 しばらく歩くと、2回目の コケで滑り易い沢だ。
 やはり、トラロープ(写真中央上)が張ってあった。

 そこから、数分歩くと、”湯沢出合まで5分”の案内
 板があった。つまり、滑る沢2から10分ぐらいで、
 湯沢出合だ。



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