中津川 E1 (1)



H19.08.11(晴)。
中津川の白滑八丁を見に行ってみようか?
滑落してドボン(水没)する事も稀ではないらしい。暑い時に しよう。

★★゜゜
▲▲△
Lake line
 2.8h
 8/11、晴
 白滑八丁。優しく美しい
 U字谷のナメだが、
素人には激辛ポイントが点在。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:吾妻山
山・高原地図:11 磐梯・吾妻
ルート


中津川のこの区間を遡上する場合、入渓点はレークラインの”中津川渓谷 レストハウス”からの遊歩道だが、「帰り道は どうしようか?」というのが、一つの問題である。

渓谷沿いに登山道は有る。森林鉄道ファンのT氏のレポに拠ると、この登山道は 途中に崖崩れ部が有り、素人には難路である様だ。(福島登高会等のレポでは、その記載は無い。エキスパートである彼らは 何の負荷も感じずに通り過ぎたのだろう。)また、T氏のレポによれば、登山道の出口(レストハウスへの戻り道)にも、若干判りにくい所が有る様だ。

グランデコ・スキー場からも入渓できる様だ。下山路としては安心そうだ。ただし、車を置いたポイントと離れ過ぎである。グランデコからレストハウスまではタクシーを利用するしかあるまい。グランデコは おそらく夏山リフト営業中で、電話連絡は可能であろう。北塩原村のタクシー会社の電話番号をメモしておいた。


日常通りに自宅で朝食をすませ、8:30過ぎに自宅を出発した。
ゴールドライン〜レークライン経由で、
中津川渓谷 レストハウス”(→)に到着した。

歩き始めは10:00になってしまった。
近場だと思って油断し過ぎだった・・・

 レストハウスの
 左側に、渓谷に
 下りる遊歩道の
 入口がある(←)。
 

 所要時間10分と書いてあるが、下りは
 10分はかからない。

 階段状に整備された遊歩道の先に、
 中津川渓谷が見えてきた。

中津川に下りた所で、上流(→)、
下流(↓)を眺める。


しばし、渓流に見とれていると、沢装備の!幼稚園年長〜小学校低学年と思われるグループ(父兄・指導者付き)が追いついてきた。指導者のかたに 少し尋ねてみた。「魚止ノ滝まで3時間ぐらいらしい。魚止ノ滝をどう巻くかが、一つのポイントらしい。渓流脇の登山道は藪こぎ状態らしい(私の)すぐ後を、山頂(吾妻縦走路)まで行くパーティが居るし、(私でも?)大丈夫でしょう。」(いずれも 伝え聞いた話の様だ) と話してくださった。

実はそのパーティを、私も見ていた。私が駐車場に着いた時、既に沢装備装着を開始していたが、出発は私より遅かったパーティだろう。大きなクーラーボックスが車外に有った。多分、駐車場付近に幕営したのだろうと思う。途中2泊は みているのだろう。1泊で山頂(縦走路?)を目指すにしては、出発が遅すぎだろう。

よし、遡上開始〜!(今回は最初から沢装備だった。)
歩き始めて10分後(遡上は2分?)、古い橋脚(→)が
有った。

澄んだ水を湛えた淵の緑色が美しい。
(深そう?)

(実は、この手前に現在使用可能な林道の橋があったのだ
が、足元だけ見ていたので印象に残らなかった様だ。)


森林鉄道ファンのT氏のHPで見た 森林鉄道の
レール(→写真中央〜下のC形のこげ茶色)が、本当に
有った。


しばらくは、ゴーロ帯だった(ザレ八丁)。

歩き始めて33分(遡上25分?)
           (↓)滑(なめ)が現れた。
 
 白滑八丁の始まりだろう。

 ず〜っと、こんな緩やかな滑が続くのだろう
 と思っていたのだが・・・・

 ここは、最初、右(上流からみて左岸)の浅い
 棚の上を進んだ。←写真の水面上縁付近で
 深くなり、進めなくなった。

 写真下まで戻り、左の浅瀬を進んだ。


 浅瀬を少し進むと、両壁がスラブの
 白滑八丁らしい風景になった。

 森林鉄道ファンのT氏が、ドボンして
 退却したのは、この付近だろう。



 さらに、浅瀬を少し進む。

3段の滝(下から50cm、
2m、1.4m?)だ。
手がかりになる岩の段差
は1cmに満たない。

某HPに、ここで撮影した
「落ちたくない!」の写真
が載っいたので、ここが
一番の難所なのだろうと
思っていたのだが・・・

(上写真中央の岩の窪みと
右写真の岩の窪みは同じ。)


滝の直上が、
 また 美しい!

が、私・素人が通過する
のは、少し難しそうだ。

右側、ちょっと(1.5m)だけ
我慢すれば、岩の棚が
有るので、右を進んだ。

(後で見てみると、結構
急な斜面だったな〜。)

少し進むと、私のコースの先が、すり鉢の右半分の形に えぐれていた。
しかも、ぬれていて、少し苔もある。私のレベルでは、滑ってドボンしてしまう
可能性が大だ。そこの水の流れは速い。足元を すくわれ、倒されそうだ。
素人単独行の私、巻くしかあるまい。

 (←)小さく巻いて沢に下り立ち、
 振り返り見る。(すり鉢部は、左手前の
 日陰部と ぬれて光っている部分の間だが、
 手前 日陰部に隠されて写っていない。)


 (写真が小さくて解りずらいが)
 ぬれた斜面の向こうの木の下を、
 5〜6人(女性1〜2名)のパーティが
 歩いている。入渓点で子供パーティ
 の指導者が話していた山頂を目指
 すパーティだ。
私は、むこうの岩部は水流沿いの下を歩き、ぬれた岩部を 岩の割れ目を手がかりにして岩の上まで登り、すり鉢部を巻いた。

ゆっくり遡上を続けながら何度も振り返り見た。今後の参考のために、彼らがすり鉢部を 突っ切るか?巻くか?見たかったからだ。私は振り返り見ている間には、人影が見えなかった。多分、巻いたのだろう。突っ切ったのなら、トップの人ぐらいは見えても良いはずだ。

 少し進むと、

  どこかのHPで見た事のある大岩だ。



”中津川 E1(2)”に進む?


トレッキング・トップに戻る?

データサイト・トップ3に戻る?