坪入山 (1)

H23.05.15(晴)。
会津百名山の最後の難関 坪入山(つぼいりやま、1,774m)に挑戦した。

★★
▲△
保太橋口、
6.4h
5/15、晴
三岩岳・窓明山〜
頂手前の緩やか鞍部 等の
雪稜の眺望が秀逸。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:内川、桧枝岐
ルート

坪入山は、丸山岳とともに、会津百名山の高難度の山の双璧である。冊子「会津百名山」では、“残雪期に安越又川林道から入り、道行沢右岸(左)の尾根を登って1447mピークで稜線に乗り、稜線を坪入山まで進むルート”を紹介している。しかし 林道は荒れ、崩壊箇所は高巻きが必要らしい。(日帰りだったら)暗くなるかもしれない復路で通るのは危険だ。

安越又川の西沢をつめるというルートも考えられるが、やはり経路が長い。

他には、(登山道もある)窓明山から残雪の稜線を進むルートも考えられる。その場合、三岩岳避難小屋に1泊すれば、1日あたりの歩行量を軽減できる。しかし、避難小屋付近は豪雪地である。残雪量によっては、小屋に入れない可能性もある。

ルート・時期について色々悩んだが、
「残雪期、登山道下部の地肌が出た頃(暗くなっても登山道なら安心)、日の出とともに保太橋登山口より登り、日帰り。」の計画とした。時期の目安は、(会津)駒の小屋のブログに、“ヘリポート跡付近の地肌が出た”との記載が載った頃とした。2〜3日前に“ヘリポート跡の上は残雪があります”の記載があった。今日は天気も良い、決行しよう。


a.m.1:30頃起床し、a.m.2:00過ぎに自宅から出発した。

 三岩岳尾根コース(旧道)の登山口手前の
 国体記念碑駐車場(20台?駐車可)に駐車した。
 (←)道路右が駐車場、奥は小豆温泉スノー
 シェッドだ。

 準備をして、a.m.4:12 歩行開始。
 (日の出は 4:28)
国道を少し戻った橋のすぐ先 左に、
窓明山(&三岩岳)への保太橋登山口がある(→)。
目印はなかった。(山開き過ぎると幟がある。)

今日は長丁場だ。序盤は抑えて ゆっくりと
登ろう。途中でダウンしない事が大事だ。
時間はたっぷり有る・・はずだ・・・。

   
登山道は、コの字型に曲がって 尾根にとりつく。
細い急な尾根だ。

 

 花の根本に小葉あり、コブシだ。

 少し手前にタムシバも咲いていた。

今日もイワウチワが出迎えてくれた

って言うか・・・
ず〜っとイワウチワの並木道だった。

 
雪田(ルート図“雪田”)が現れた。ルートはその手前〜左端を進む。

(たつみ)沢山・頂に到着。
水平に射す朝日が心地良い。
(尾根筋の小さなうねり程度の頂だ。)


時はa.m.5:25(駐車場から1時間13分)だ。
“抑えて”とは言っても、案内板の参考タイム(50分)より時間かかり過ぎかな? まっ多分 大丈夫。あわてない、あわてない。

時々は小さな残雪が現れ始める。残雪は小さいので、登山道の続きは解る。

 ブナ林の登りから、切れ目のない
 残雪になった。(ルート図の
 “常時雪”点)
 アイゼンを装着した。

 この三角形の斜面の頂点は
 短いが 狭い急斜面だった。

 (復路 その頂点でコースミスした
  前回はミスしなかったのだが・・
  ・・・。)
急斜面を越えると、緩やかな傾斜になり、
 
家向山の分岐点(↓写真左の丘)が見えてきた。



(家向山は、写真右端の林の目立つピークだ。)
復路で、時間があったら家向山の山頂も踏もう。(遅くとも16:00には、ここから 下りたい)

分岐点付近は 展望が開ける。

 左には 三岩岳が見える。


 
その右には、窓明山も見える。


  前回と同じく 素晴らしい残雪量だが・・・
登りに使う尾根(山頂下の2本の黒斜線の 下の方の斜線)の地肌の出かたが広い。そこは、登山道が現れているかも・・・。
家向山分岐の先の鞍部への下りでも、地肌&登山道が現れていた。
アイゼンを はずして下った。

晴れだが、風が強い。飛ばされるとは思わないが、つい 耐風姿勢をとってしまう・・・ぐらいだ。ピークでは休みにくい。

鞍部の 風を避けれそうな所で、初回休憩とした。


道の先に残雪が見えるが、また残雪が切れそう
なので、アイゼン装着せずに先へ進んだ。



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