栗子山 北稜線 (1)

H23.04.30(晴後曇
栗子山(1,217m)の北の稜線を歩いてみたい。

前回、栗子山を訪れた時より 12日遅いが・・・今年は豪雪だった。
まだ今年は、稜線が残雪で覆われているのではないだろうか?
日の出頃に歩き始め、行ける所まで行って、正午前には折り返そう。

★☆゜
▲△
米沢砕石、5.3h
 4/30、晴後曇
2千mクラスかと見紛う 緩やかな雪稜。
吾妻連峰や七ツ森の眺望も絶品。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:栗子山
ルート

今回のアプローチに使う万世大路(明治〜昭和前半時代の 米沢〜福島間の街道・国道)の途中に、米沢砕石KKがある。国道13号線から万世大路への入口にはゲートがあり、日曜祭日と夜は閉じている。

前々日に、米沢砕石KKに電話し相談した。落ち着いたお姉さんが「土曜日も仕事する。ゲートが開いている時間は 7:30頃〜17:30頃だ。ゲート手前なら 砕石の山の反対側の広い所へ駐車すると良い。帰りに事務所に 無事下山の報告をして欲しい。」との事であった。

 ゲート(←道路が見えなくなるあたり)の少し手前
 (おそらくご指導の場所)に駐車した。
 (ゲート直前は、ゲート開閉の邪魔と思い避けた。)

 a.m.4:40 歩行開始。(日出 4:43、日入 18:28)

 しばらくは、砕石場までの車道歩きである。

 やがて、砕石場に到着する。
 万世大路は砕石場敷地のど真ん中
 (←建物の間) を通っている。


 歩き始めて 27分、瀧岩上橋に到着。
 ここからは、往時の街道の雰囲気が
 残されている。

万世大路“ななむずり(へピンカーブが7(多数)続く)
1の曲がりで、左・街道側に倒木が
あった(→左)。

正面(→右)に、荒れた林道があり、赤布もあった。だが、そこは作業用道路だろう。

誘われないで、左の街道へ
進んだ。


「隋道まで1km」付近から残雪量多い。
道が雪の斜面になっている所もあった。沢へ滑落しないように慎重に進んだ。

栗子隋道が近くに見えてきた。

 左に、これから登る幅広尾根が
 見える(←)。

 (黄線が(正解&my 下り)ルート、
 肌色線がmy 登り(誤り)ルート
  低精度
概形です。)
 

 道の途中にクレバス。
 でも、またげる幅でした。


栗子隋道!


中をのぞいて見ると、
氷筍が、天井まで届いていた。
氷筍言うより、氷柱だ。

前回より大分成長していた。
隋道前の林道を左へ進むと、すぐにブナ林になる。

 前回(一昨年) 私がセットした赤ガムテープが
 まだ有った(←)。ここから、ほぼ真っ直ぐ上(東)
 (最大傾斜線に対しては15゜程左ぐらい)に登れば良い。
 
 前回あった赤布は、雪に隠れているのか?あまり
 見つけられなかった。

 斜度が急になってきた。
 まだ朝早いので、雪が締まっていて滑り易い。
 アイゼンを装着しよう。

 尾根の取り付き点は、尾根の先端の三角形の
 斜面右斜辺だ。この辺に尾根の取り付き点が
 あるはずだ。

 (上写真中央付近に) あった! 赤布が有った。
 (拡大ルート図の“尾根取り付き”点)

 雪に倒されているが、かろうじて ここだけ雪が融けて
 いた。



 ルートのある斜面は、まだらに地肌が出て
 いた。

 斜度がある。残雪部はアイゼン装着でない
 とつらい。3〜4コぐらいは赤布を追えた。
 赤布沿いに、残雪を拾って登った。

 後は、赤布を確認できず(残雪に隠された?)
 そのまま真っ直ぐに登った。

残雪の終わり頃になっても、赤布を確認できなかった。GPS確認すると「もっと左だ」。若干左寄りに進んだが、ルートらしきものは確認できなかった。左をじ〜っと見ると、左7m?付近に赤布発見!ラッキー!

(** (正解ルートを下った)下山時に推定すると、正解ルートは 上写真の黄線の様で、私は肌色線の如く登った。正解ルートは、取り付きから、最初の方向(尾根先端三角形の右斜辺の角度=(登っている平面の中央でなく 左端)斜辺寄り)に登っている。正解ルートが一旦最大傾斜線に向き、そこから赤布が解らなくなったので、私は 最大傾斜線を登ってしまったのだ。 **)

6〜7cm程の薄い雪が付いた急斜面のトラバースだ。慎重に進んだ。
ふ〜、ルートに戻れました。赤布&踏跡に従って登った。
前回より少し荒れ気味だが、純然たるヤブとは えらい違いだ。



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