城ヶ崎クライミング (T)


H23.01.29(薄曇)〜01.30(晴)
“alpine guide office 長岡”主催の“城ヶ崎クライミング”に参加した。
講習会のメインテーマは、クラックでのジャミング練習である。

ルート図(推定)
道路地図(マピオン)

1/2.5万 地図:天城山(推定)
cf.内挿図又は図葉外(右)



左図の縮尺は 1/2.5万(cm:1km) 程度。 

左図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図 50000(地図画像)及び数値地図 50mメッシュ(標高)を使用し(承認番号 平20業使、第251号)、カシミール3Dで作成し、加筆したものである。この画像をさらに複製・使用する場合には、国土地理院長 (と私)の承認が必要です。(個人山行のため個人的に印刷するのは承認不要。


1/28 19:05会津から列車に乗り、東京八重洲口のビジネスホテル(ホテル・ハイマート)に前夜泊した。
1/29(薄曇) “えきねっと”の案内に従い、a.m.7:01の東海道本線普通列車に乗った。(何故か?東海道側は“えきねっと”で新幹線が出なかった。新幹線だと8:00台で、集合時間の10:00に間に合ったようだ。) 熱海で、伊豆急行に乗り換え(伊豆急行は伊東からだが、列車は熱海まで乗り入れている。車両は色々な型が走っているようだが、たまたま 車体が黒塗りで 座席が海を向いている 黒船○○という車両だった。)
駅では講師の長岡先生が待っていた。(自車で高崎5:00出発だったらしい)
長岡先生の車に乗り込み、現地へ向かった。
おそらく、道路の終わり(個人住宅(別荘?)の門は満車(2台)だろうと考え、少し手前に駐車して歩きはじめた。踏み跡をくの字型に戻り・進み浜に下りた。

ふなむし(舟虫?)という所(浜?岩?)らしい。

 左に板状の岩、
 右には半島が
 あり、半島の
 先端には釣人
 が釣りをして
 いた。

 (←)海岸の絶壁が、今日の練習場だ。
 左の2本のロープの所のクラックで練習した。
 ロープの間のクラックのみだと 5.8+、そのすぐ
 右のクラックも使うと5.8らしい。壁の高さは
 7m程か?

 写真中央の登っているのは、別グループの
 やや若い女性だ。このクラックの方が少し楽。
 写真左下が、長岡先生だ。
 

 (→)
 半島左端のクラック
 5.9らしい。
海面ギリギリ付近でフェース&クラックも登った。
15:00頃?初日の講習終了。富戸駅近くの民宿“おきひがし”に宿泊した。
夕食には獲れたての新鮮な海産物が並んだ。
イカは薄茶色っぽいのが新鮮らしい。コリコリ食感が美味しい。
他にも美味しい刺身がテンコ盛りだった。

宿は高台にあり、さらに風呂(&部屋)は2階なので 海の展望が良い。

夜は、パタゴニア(アウトドア グッヅ メーカー)の小物の抽選会をしたり、長岡先生の講和を聞いたりした。(テーマ無し・その場の流れ、質問あれば質問OK) 冬も脱水はある。(長期間では)顔むくむ・脳浮腫・死亡もある。/(中高年の)正しい腹筋の鍛え方:足を曲げて仰向けに寝、顎を上げて頭を浮かす(=普通の腹筋運動では中高年は腰を痛める事がある)の話があった。
1/30(晴)
朝(7:00頃?)、部屋の窓から、
朝日は伊豆大島の真上から昇って
いた。とても気持ちの良い風景だ。

朝食(8:00)を済ませ、近くの雑貨屋で昼食を購入し、昨日と同じ浜へ向かった。

 右の岩。
 干潮の時は半島になり
 満潮の時は島になる。

今日は快晴に近い。
ここから見る伊豆大島も素晴らしい。

気持ちも良いし、頑張るぞい。

 今日も、ここでジャミングの感覚練習。

 今日は、我がグループの貸切状態だ。
 (←)登っているのは若い女性だ。
 (昨年は長岡先生主催のヨセミテ・ツアーに
  参加したらしい。)

 13:00午前の部終了。浜は半島の木等で
 日陰になった。風もでてきて寒い。
 「昼食休憩はとらずに、もう1本登って終りに
 しよう。」という事になった。

 水際のフェース&広いクラック(昨日よりやや内側)
 を登った。私と若い女性は最後のクラックで
 give up。1級を登っているというボルダラーと
 毎月の定例山行に長岡教室も利用している
(昨日はその仲間一人も参加した) 私より○歳年長そうな小柄で細身の女性は完登した。参りました。m(_ _)m
14:00講習終了。解散。 
帰りはボルダラーと一緒に帰った。東海道も新幹線に乗った。そんな訳で、予定より 総計2時間以上早く帰宅できた。明日は仕事なので助かった。
ジャミング
 (腕時計して撮影してしまったが、腕時計はずしましょう!)
 1.  2.  3.
パーの状態でクラックに
手を差し込む。
親指を人指し指の掌側に
そろえ、第一関節を曲げる
←b→は←a→よりだいぶ
厚くなりました。
手を下(掌)側に捻り、
手の両側で摩擦を得、
決める(ロックする)。

クラックの幅が広い時は、3.でグー握りにする。

幅狭い時は、2指(人指し指)〜5(小指)又は3〜5指の指だけ入れ、掌側に
ねじる。この時、掌を壁につけるかつけないかは状況次第。

肘には(伸ばすまでは行かないが)力を入れない。(=重心(腰)を足に乗せる!)
(5.11ぐらいだと、脇をしめ肘を固定する事もあるらしい。)

のジャミング:足底を縦に入れ込み、横水平に戻す。

また指摘されてしまった(私の)スタンスの乗り方
足が横はダメ!重心が乗らない。帰りにボルダラーに聞くと 「横向きに乗ると、滑り易い(=スメアしにくい)、オーバーハングでも反りにくい。」と指摘した。

ホールドの位置:肩〜顔の位置でとる。スタンスを上げてから、伸び上がる。

(岩に手の甲を押し当てると痛いし、擦り傷ができるので)
テーピングしてもよい。テープは、幅38mmの伸縮・手で切れるもの。
A
 A-1.  A-2.  A-3.









手の左横〜甲〜右横
の間に張る。(掌には
巻かない)
手指関節を
覆う。小指側には
テープ間の隙間を
作らない。
テープ長さ40cm程で、
縦に2裂き、テープ幅
(4cm) 手首より下から
張り始め、5指・2指
を巻いて戻る。
手首を一周巻く。
長所:手の甲の皮ずれない。
短所:手首が曲がりにくい。
  →対策;手首を少し曲げた状態で縦のテープを張る?
B
 A-1で、手を一周して巻く。
 
 テープ終端は甲の親指側付近?
長所:母指丘も覆われる
短所:指が曲げにくい。→手を開いた状態で指側のテープを巻く?

Aで手関節側だけ一周巻く法もあるか?
(ハーネスにセットする時等の)エイトノット
1. 2. 3.
ロープ端を、(右手で)
持ち、弓を射る形を
とる。

(左手)胸の中央の
長さ図のtape)
が、結びの起点に
なる。

起点を右手に持ち、
1回捻って、長い方の
ロープの上に置く。
(自由端を)(長い方の)後ろを
小さく巻く。
4. 5. 6.
最初の輪の中に、
上から自由端を
通す。
ハーネスの、足のベルト
と腰のベルトの、小さな
輪に自由端を通す。
(ここから図上下逆、自分から見た図)
自由端を8字に沿い通すが
向こうの輪の外を通る事。
7. 8. 9.
手前の輪も、外側を
通る様に巻く。
最後は(下から)内側を
通す。1本ずつ締める。

(my 考え:手前1本持って
向こうを1本ずつ、もう片方の
手前持って向こう1本ずつ
締めるで良いか?)


自由端の長さは最終的
15cm程にする。
結び目は裏と表が
(上下逆で)
同じ形に
なる。

(8と言うより、6の上に
横二重線を引いた感じ。
上写真は6が下向き。)


外を回した部分(青)は
ロープ先端は内側なの
に注意。これで遊びが無い。
長岡式では、とめ結びは不要
とめ結びは ほどける事がある。そうすると自由端が長くなり邪魔。それよりは8字結びを遊び(押すとずれたりの緩み)無く確実に結んだ方が強く、安心。



ロープのまとめかた
1. 2. 3.









2本一緒にまとめる。
(時間は半分で済む
 & 6.ができる)

2 ひろ(両手を広げた長さ)
残してから、1ひろずつ
左右に振り分ける。

輪の先端をそろえる。
(赤線と青線ではなく、
青赤・各束内の輪を
揃える。

(揃ってないと、繰り出す
時に長い輪が短い輪を
巻き込んでしまう。

最後は短くなっても左右
バランスよく振り分ける。
2ひろ残した自由端で
(最初は反対側の束から)
両方の束を2巻きし、
締める。

(巻く時は、方向により、
束を持っている手指又は
脇の下で自由端を挟み、
その先を持ち変えて、
巻き続ける。)

4. 5. 6.
もう一回 巻いて、
輪にして束の輪を
通し、自由端の輪を
手前に戻す。
自由端を左右に分け
肩にかけ、後ろで交差
して前で結ぶ。

(振り分けたロープを
肩にかけるだけだと
落とす事がある。)

ロープを繰り出す時の束の置き方:
 まとめ巻きしたロープ端(自由端)が上になる様に置き、ロープを繰り出す。
 (こうだと、ロープ順に出て、からみにくい)

(登る人と確保する人の)掛け声

登り始め:
登る人の8字結び、確保する人の確保器へのロープセットを、互いに確認する。
「結び良し」「ロープセット良し」等・・「登ります(〜行きます)

下り始め
下る人:確保者を見て(アイコンタクト!注意喚起と誰が言ったかの確認
 「テンションお願いします。」(〜張ってください)と言う。
確保者はロープをしっかり固定し、「テンションOK」等と返事する。
下る人は腰を下ろし(〜足の位置をあげ)ロープにテンションをかける。
下る人「下ろしてください。」という。

下る人は、必ず確保者を見てアイコンタクト!して掛け声を出す事が、極めて
大事! 別グループの人の声を間違えて聞いて下ろしては、大変!

休み&登り再開
 これもかならず、その旨を確保者に伝える。
休み:手を離し下げる(つかまったままでは休めない)。
    (確保されているなら、両手を下げる。)

重心の位置
私は、5.8+のオーバーハング部や最後に登った幅広クラックで、ジャミングが決まらない〜良いホールドが探せないでウロウロている間に、手がパンプしギブアップしてしまった。

先生より 足に重心が真っ直ぐ乗ってない。手は軽く添える程度でホールドを持つ。肘を曲げて力が入った状態は疲れる。スタンスには足直角に乗せる。横に乗せると体重が乗らない。の指摘・指導があった。

私は どうなっていたのだろう? へっぴり腰で上半身だけ岩にはりついていた?臍は岩に寄ってるが、上半身が反っていたか?
my 考え:爪先でスメアリングしているなら、拇指丘と土踏まずの境付近に重心
      (上半身真っ直ぐ上)が良いか?
カム
 セット:深い所まで入れない=咬めば十分(と言っても片方の歯が咬ないようではダメ)
     (水平に入れないで)最初から、負荷のかかる方向で入れる。
     カムの開き角度・・・忘れた、90゜中心だった印象はあるが、
       ブラックダイアモンドのHPには50〜90%(=90〜162゜)とあった。
       開き過ぎると、カムがフリクションを得れない。

     静的負荷で確認:手で引っ張る。
     動的負荷で確認:(上半身?)ジャンプ気味の負荷で確認。

 回収:親指は押さないで固定し、2・3指を引く。(=カムを押し込まない)
     (理由はセットと同じ、深いと(カムが開かなくなり)抜けなくなる?)

 参考:長岡先生のカム:シグマ?一個で3段階の歯が出る、3本でOK?
     日本ではほぼ売っていない。




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