本当は、磐梯山頂を目指していた(猪苗代スキー場からの夏の登山道沿いを予定)。厳冬期頃に磐梯山に登ったレポで、山頂の西尾根がシュカブラで大きく波打っている写真を見た。ショートスキーの方が段差に対応できるだろうか?ショートスキーを持って出かけた。
猪苗代スキー場中央のはやま第2リフト運行開始は9:30(休日の営業)で第6は9:00だが少し下、ミネロ第4リフトは8:45だ。ミネロの山頂駅から登る事にした。
スキー場到着が早かった(7:40、ミネロ第1リフト営業開始8:00)ので第1駐車場に駐車できた(すでに10数台駐車していた)。レストハウスのチケット売り場で、リフト1回券(¥400)2枚購入した。ここのリフトは長いが、1回券でリフトに乗れるようだ。得した気分になった。登山届を出そうとすると、「第1リフトと第4リフトの間のレストハウスにあるパトロール詰所に出せ。」という。
ミネロ第1リフトと第4リフトの間に到着した。レストハウスの外側面には、そこのレストランの名前が書いてないが、中のメニュー掲示を見ると、レストランの名前はSARAH(サラ)と言うようだ。 レストランはまだ営業していず、鍵がしまっていた・・・。
レストハウスの前を右へ進むと、猪苗代湖が
よく見えた。まだ早いので、スキーヤーは
少ない。
空は雨雲(雪雲)に覆われつつあった。 |
レストハウスの右を回り込むと、(レストランからみて)地下に、パトロール詰所とトイレの入口があった。
パトロール詰所に登山届を出した。「山頂駅のパトロール詰所(コブコースの監視小屋?)に下山報告せよ。」との事だった。「赤埴林道を降りる可能性もあるので、ふもとのセンターハウスから連絡しても良いか?」と問うと、「それでも良い。」と言う。
入口で少し(第6リフト運行開始まで)休憩していると、パトロールの人が来て、正面に座った(私の様子見?)。彼のオーバーズボンは私と同じ、モンベルの裏地なしのゴアテックスものに見えた。「それ寒くありませんか?」と問うと
「中着上はNorth FaceのWind Stopper(多分ゴアテックスのソフトシェル)、下はボーダー用の尻パット付の短パンを履いている。」とお教えてくださった。(まっ、とりあえず、私は私の装備でも良いか〜・・・。)
他にも、「磐梯山も、弘法清水から(?)は汗だくになる。その辺はシュカブラだ。アイゼンが要る。1回雨が降ると雪が硬くなる。それより前の時期は50cmの深雪だ。リゾートの東の谷が(風が巻いて)雪が多い。雪崩もない。ただし、ゾンデで良く調べる事が必要。」等と解説していただいた。
アイゼンが要るシュカブラか〜・・・・参ったな〜・・・。
(帰宅してからリゾートの東の谷を地図で見てみると、確かに吹き溜まりそうだが、とても急だ。私が滑れる所ではない。)
8:40軽く会釈して、ミネロ第4リフトに向かった。 |
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ミネロ第4リフト山頂駅到着。
猪苗代湖の眺めが、
さらに良い。
(雪雲が低くなってきた
のが、写真でも解る。)
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ほとんど同時に、4〜5パーティが降りた。
単独〜10名程のパーティだった。リフト降り
口付近で、パトロールが登山届出を預かって
いた。
10名程の4〜5パーティは、ロープ!を担いでいる人が2人いた。スノーシューが多いが、スキーの人も居た。
私は、夏道に戻り傾斜を和らげる事も考えていたが、先行者のトレース付近を登った。 |
かなり急な登りだ。雪はふかふかではないが、ガレ場の様なフリクションで、後に滑りやすく、登りずらい。ショートスキーだったのでフリクションが少ないせいもあるだろうか?
皆さんに どんどん置いて行かれる。私は、スノーシューの人の1.7倍、スキーの人に比べても1.4倍ぐらい時間を要したかもしれない。
私は中高年体力・山スキー初心者である事を思い知らされた感じだった。 |
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それでも少しづつ高度を稼いだ。
猪苗代湖の見え方も変わってきた。
雲はさらに低い。 |
尾根に出る最後でも、ゆるい傾斜を求めて階段登行したりしたが、締まった雪の上に、粘りのない深雪10cmがついている感じで、スキーを乗せている雪ごと崩れ落ちる。ここも、普通のスキーだったら加重が分散し崩れにくかったかな?と反省した。(高々長さ20cm差、9割程度の長さだが、もっと差があるように感じる。) |
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尾根筋に出た。
(写真では解らないかもしれないが)
強風だ。耐風姿勢をとらないと、飛ば
されるぐらいだった。
後続のパーティ(5人)が追いついてきた。
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私「こんにちわ、凄い風ですね。」
彼ら「うん、あっち(磐梯山頂付近)はもっと凄いだろうね。我々は、途中まで行って戻ってくる事になりそうだ。」
私も、本当に そうなりそうだ。沼の平は推進滑降になるし・・、半端な所で戻るより、赤埴山で戻る事にしようか?一応のピークだし・・・。 |
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赤埴山の山頂に到着。
先ほどのパーティとほぼ同時に到着した。
写真中央の人がリーダーかな?木製のわかんだった。
写真右の標柱は白地に文字なし(今年書き入れる予定?)。 |
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(←)磐梯山・山頂方向を見る。山頂は
見えない。櫛ヶ峰(↓)も見えない。
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(←)登ってきた尾根筋&猪苗代湖。
かろうじて、天神浜のある半島は見えるが
・・・。
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ここで、この風だからね。
「やっぱり、このピークに登った所で帰ろう。」
風を避けて 若干戻り、水分補給・滑走準備をした。昼食休憩はしないで、滑走開始。 |
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