観音堂沢(叶道沢)下半 (1)


H22.05.30(曇)。

福島登高会編摺上川源流を訪ねて(自費出版?絶版?)によると、
観音堂沢以前の地図にはこう表記されていた。登高会によると 本当は叶道沢で、
最近の1/2.5万地図は叶道沢と表記されている。)は、栗子山塊の中では
No.1,2を争うナメが発達した沢らしい。

今年の春はどうしたのか?寒い日が多い。今日の天気予報は午前中曇り
午後に晴れ間。気温は(多分) 9:00 13℃、12:00 18℃、15:00 20℃程。
でも、ここは、ルンルンナメ歩きだから大丈夫!(ではなかった・・・。)

★★
▲△
茂庭、2.6h
 5/30、曇
幅広く長〜いナメ、多彩な滑滝。
新緑のトンネルも爽やか。核心部は私有地。
道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:中茂庭
ルート

注意:この沢の核心部は私有地(共有地)です。

裏には 「期間4/01〜9/30。年会費3万円、1日
3千円。20cm以下はリリースする事。」 とある。
後程、詳しく説明します。


摺上川ダム湖(茂庭っ湖)沿いのR399を西進する。
 
 ダム湖の対岸に 橋が無い川(烏川)が見える
 所の林道が入口だ。

 概略位置は、こちらの図も参照。

 林道の入口にはゲートがあり、

車は通行できないと書いてある。
この入口の直ぐ先に、
路肩の広い所があり、
4〜5台 側車可能だ。

そこへ側車し、準備して、
a.m.8:58歩行開始。

ゲートの脇から入り、先へ
進んだ。

もう1コ、(個人的に)チェーンを張っただけのゲート?があった。チェーンには、
小さな告知板が下がっていた。

「この先 私有地。無断進入は?市役所関係者1万円、ダム関係者5万円、一般人5千円徴収。」(1万円と5万円は逆かも)と書いてある。

とりあえず無視して、先へ進んだ。

観音堂沢はダム湖の状態だ(→)。
対岸はの岩壁と手前のタニウツギが
良い風景だ。
さらに先へ進む。




正面遠景が目的の沢だろうか?
(帰宅してカシミール3Dで確認すると、そうであった。遠景左のピークから右下に流れる尾根の右が観音堂沢源頭で、左がユノムラ沢だ。)

 左から観音堂沢に入ってくる枝沢は、ナメだ。
 全体の落差は30〜40mありそうだ。

 右に見える谷間は地蔵沢だ。

林道が、下って、登り返しになる所で、
 左から、(←)座頭沢が合流してくる。

 そこの右が観音沢入渓予定点(↓)だ。

何やら、看板に書いてありますね。
看板のアップ(→)。

「私は採取・猟・漁はしませんからね!」
看板にかまわず、入渓した。

おだやかな沢を少し遡上すると、

「わ〜い、現れてきたぞ。
 沢らしくなってきたぞ。」
(まだ、長いナメの始まりではない)
小さな段差(もしかすると、上写真上縁付だったか?)と釜があった。

少し上流は、(形的には)吾妻の中津川の白滑八丁を少し小さくした感じだった。
向こうには1mに満たない段差が
見えている。

(左岸)の水面下の岩棚を進めそう
だが、ごく一部の岩棚が狭く 傾斜が
急だった。大丈夫かも知れないが・・・

今日は気温が低い(13〜14℃)し、水は冷たい。まだ水に浸かる気分ではない。左を小さく(段差の先まで)巻いた。

 左から、(無名の?)枝沢が 8m?滝で
 合流していた。

 水はチョロチョロだが、岩の形が面白い。



 地形図から この岩壁を想像するのは、難しい・・・。

ナメが始まったかに見えたが(→)、
ここは、まだほんの少しだけだ。

でも、心地良い新緑のアーケードだ。



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